サイレンサーの差込について
- qzm05404
- 2月16日
- 読了時間: 2分
こんばんは、
今回はマフラーを製作する工程においてエキパイに使用するパイプについて色々とお話ししたいと思います。
スリップオンマフラーを購入して頂いたお客様がFB上でサイレンサーとパイプの差込の精度が凄い!と称賛の声を頂きました。
商品の性能や見栄えには関係のない所ですが製造上気を付けている箇所なのでそこに気がついてくれるのは嬉しいです。
それではこのサイレンサーとパイプの差込に関する作業や材料について解説をしてゆきます。
サイレンサーの差込部はサイレンサー本体の各パーツを溶接して組み立て後に差込部をパイプ拡管機という機械で内径を広げる作業を行います。

広げる内径は差し込むパイプ外径寸法+αで広げます。この+αが差込具合(緩め、きつめ)の感覚になります。
ここはマフラーメーカー各社の考え方やそのマフラーの構造上、製造上の事情があるので
色々です。
拡管機で内径を広げる時には差込具合を確認する検具に相当するパイプを用いますが僕の場合はその時に生産したスリップオンパイプを使います。
その理由ですが材料のパイプは規格品なので基本的には仕入れるロットで外形寸法に規格外のばらつきはありませんがロットにより規格の上限、下限の範囲でばらつくので念の為にその生産時の材料のものを使います。
それからこの製品の場合、スリップオンパイプのデザイン上、曲げパイプの曲げ終わりのすぐ後が差込部になるのでパイプベンダーで曲げたRの部分とその曲げ始めと曲げ終わりは
パイプが変形します。
曲げパイプはパイプベンダーという機械で曲げますが曲げる箇所の両側を咥えて引っ張るようにして曲げるのでその部分はパイプが痩せて形状が真円ではなくなります。(径が小さくなり楕円になる)
スリップオンパイプの材料となる曲げられたパイプ
材料の無駄と曲げ工数を減らす為に連続で曲げて使う部分をカットします。

右側は曲げRとストレートの境目の変形領域が少ないのでこちら側をサイレンサーの差込側に使用します。

いかがでしたか?
僕にとって日常の事なのでこのように文章で説明するのは難しかったのですが理解して頂けたでしょうか?
また、ものづくりで知りたい事や興味のある事ががあればコメント欄にお寄せ下さい。
わかる事でしたらブログネタにさせて頂きますね。




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