新商品開発・・・GB350S
- qzm05404
- 3月18日
- 読了時間: 3分
色々仕事が立て込んでしまってしばらくブログの更新が出来ませんでした。
仕事が他社様の部品製造なので守秘義務の都合上、仕事ネタに出来ませんので・・・。😊
先日より、GB350/350Sの新しいマフラーの開発をしておりまして、ようやくテスト品が完成し一区切りつきました。
今回はキャブトンタイプのフルエキゾーストです。
キャブトンタイプのマフラーは既にいくつかのメーカーさんから発売されていますがスリップオンマフラーが殆どでフルエキの「これぞ元祖キャブトンスタイル!」みたいなマフラーは見当たらなかったので作る事にしました。
1ヶ月程前から構想を考えて、材質、サイレンサーのサイズ、消音構造などを決めてから必要な部品や材料の調達をして、先週に他の仕事と並行しながら作りました。
出来上がってみると我ながら「カッコいいな」と思ってしまうほどの出来栄えです!
サイレンサーの構成部品・・・素材はステンレス(SUS304)
サイレンサーボディー(外筒)は外径φ90板厚1mm
左が前側のキャップ、右が後側のキャップ(排気口のパイプ径はφ38です)

フロントパイプはφ45の鉄製で手曲げで作ります。
製品はクロムメッキ仕様の予定です。クロムメッキは排気熱で綺麗な焼け色が付くので使用してゆく過程で段々と自然と焼け色が付くのでそれも楽しみの一つです。

このようにして全体の感じを検討します。
本当はテープで固定するのではなくユニバーサルクランプを作ってしっかり固定できる方がいいのですが、まだそこまで道具が揃ってないのでこんな感じでやってます。

各部を仮付け(溶接)して確認。
さて、ここからが一番の課題です。
エキゾーストパイプとサイレンサーは別体でエキパイがサイレンサーの前側内部へ差し込まれています。サイレンサーの手前でパイプとの接続を設けてバンドで締め付ける方法ですとそこがなんかカッコ悪いのでワンピースのような感じにしたかったのです。
そうすると、エキパイとサイレンサーの差し込み部が抜けないようにする方法が必要です。
また通常、サイレンサーを固定する(つる)ステーが必要なのですがご覧の通り純正のステップホルダーのマフラーマウント部がかなりサイレンサーと離れており、ここからステーをサイレンサーまで伸ばすとかなりカッコ悪くなるので今までと全く別な方法でサイレンサーを固定することを考えました。
これについてはまだ秘密です。実走行テストをして強度や耐久性が確認でき製品化になりましたら紹介したいと思います。
写真ではサイレンサーがちょっとバランス的に長い感じに見えますが実写をみるとそうでものなくちょうどいいバランスです。

このアングルがカッコいいですね。
エキパイの下部曲げRからサイレンサーまで一直線のラインがポイントです。
※ちょっと写真がピンボケしてます。笑

それからスクランブラーマフラーの左サイドカバーがアルミ板製なので右側も作る予定でしたが、昨年11月に工場移転をした為、途中で作業中断してましたが再開します。
溶接機が新しくなりアルミ薄板溶接がやりやすくなったのでちょっと造形に懲りたいと思います。

相変わらず色々と並行してやってますが少しづつ完成させていきたいと思います。




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