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X-ADVフルエキ部品製作

新年最初の製品作りはX-ADVフルエキのヘッダーパイプです。

日本国内でX-ADV用のフルエキを製品化して製作しているのは私しかいないと思います。

決して自慢ではなく自分が欲しかったから作ったというのが動機です(笑)


X-ADVというバイクのキャラクター的にハード系のカスタムはユーザーのニーズがかなり少ないのは当然の事で、だから車検対応のスリップオンですらTSR, アールズギア、ヤマモトレーシング、アクラボぐらいしかリリースしていません。マフラーメーカーの大御所であるヨシムラ、モリワキもリリースしてません。販売数が見込めないので当然ですね。


このフルエキは主に海外(アジア圏)向けにリリースしています。国内ではカスタムショップにレース用として(当然ですね)受注生産で提供しています。

日本以外のアジア圏ではX-ADVのカスタムは非常に人気です。


ヘッダーパイプはステンレス製です。X-ADVは2気筒を1つの排気ポートから排気しているのでエキパイに掛かる熱量が大きいです、チタンでは耐久性に問題がありますのでステンレスを採用しています。

溶接組立する前の主な構成部品は写真のようにフランジプレート、フランジ、マウスピース、ベントパイプから成ります。製法ですが、フランジプレートとフランジは厚いステンレスの板をレーザーカットにて作っています。マウスピースは専用の成形金型でパイプを楕円形状に加工します。そして溶接治具に合わせて溶接して製品にします。同時の作業としてO2センサーボス、スプリングフックも取り付けます。

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これがフルエキゾーストパイプの全貌です。ヘッダーパイプより後ろはチタン製で軽量化を図っています。

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いかがでしたでしょうか?当然業界人の方には当然の内容ですがそうでない方にはちょっと興味の湧く内容だったかな?これからも製品作りの内側など紹介して行きます。

それではまた次回


 
 
 

1件のコメント


う〜ん、わかりやすい!

素人の自分にとってありがたい記事でした。自分界隈ではX-ADVばかりですが、やはりマイノリティなのですね〜

でも、好きで開発してくれる方がいるのは幸せなことです。

パーツも美しい😍

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