X-ADVツインフルエキ製作中
- qzm05404
- 2月11日
- 読了時間: 2分
先週、フロントパイプを製品版仕様に改修して材料等のデータ取りを行いました。
このマフラーのパイプレイアウトはフロント1本のパイプから後方で左右2本に分かれるのでフロントパイプを改修すると左右のサイレンサーの角度、張り出し、高さに影響します。
非常に厄介です。仮組(仮溶接)してから実車に装着して確認、再度調整を繰り返してフィッティングが整ったら仮組の状態で治具を取ります。
そして、その治具で本溶接後、再度実車フィッティングをして確認します。
左右のテールパイプは車体とのクリアランスがシビアなので既に出来上がっているパイプを改修したくないのでフロントパイプだけで解決をしました。

オイルパン後部の分岐部です。
ここのオイルパンとのクリアランスと分岐後のフレームとのクリアランスを考慮するためにパイプのラインに自由度がほぼありません。

左のテールパイプはサイドスタンド、センタースタンドを交わしながらのレイアウトになります。ここもフロントパイプの位置が変わると干渉する為、非常に厄介です。


右テールパイプとセンタースタンドのクリアランス確保
ここはクリアランスを大きく取りたいのですが、あまり外に張り出すとバンク時にパイプが接地する為、ギリギリまで寄せてます。
実は普通の乗り方ではバンク時に接地する事はないのですが、X-ADVをスーパースポーツのごとく峠道を攻める輩がいる様なのでそんなユーザーの為にも苦心してます。(笑)

まあ、これだけ面倒なマフラーだし、ましてそれほど販売台数の多くないバイクなのでこんなマフラー作るマフラーメーカーはないでしょう。採算が合わないので商品企画としては却下ですね。😁
これから新規の材料を発注して製品の製作を開始します。
次は休み間も無く、X-ADVのシングルタイプのフルエキ、新型スリップオン、GB350Sのリバースコーンスリップオンの製品化を進めます。
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